参拝したり、願いごとの紙を結んだりする「嵐」ファン。境内奥に相葉神社がある=12月24日、福井県あわら市宮前の御前神社

 国民的アイドルグループ「嵐」が12月末で活動休止となるのを前に、福井県あわら市宮前の「相葉神社」に、ファンたちが参拝に訪れている。一部では“聖地”とされており、メンバーの相葉雅紀さんの誕生日となる12月24日も、ファンが写真を撮るなどして休止を惜しむ姿が見られた。

 神社は御前神社境内にある小さな祠。新型コロナウイルスの影響で今年の参拝客は減っているものの、休日には県内外の観光客が訪れ、多い時で10組近くになるという。

 参拝の記念にと神社では今年、御朱印を作製。嵐ファンや御朱印を集めている人が買い求め、国の新型コロナ緊急事態宣言が明けた6月から毎月100枚超えのペースで売れている。

 昨年7月には願い事を書いて結び付ける「願い結び」を設置し、8月には地元住民らが作製したお守り2種の販売を始め、相葉神社までの参道整備や看板を設置するなどしてきた。

 この日は県外から車や電車を使って熱狂的なファンが訪れ、写真を撮ったり願い事を書いたりして思い思いに楽しんでいた。

 ファン歴10年という富山県の女性は「歌を聴くとこみ上げてくるものがある。休止前に来られて良かった」と話した。メンバーと同じ名前の全国の神社の御朱印を集めている北海道の50代女性は「ここで御朱印は五つ目になった。まだ休止の実感が湧かないけど、次に全員が集まる日を心待ちにしている」と感慨深げに語った。

 御朱印とお守り、ミニ鳥居のストラップは、えちぜん鉄道あわら湯のまち駅とJR芦原温泉駅の「おしえる座ぁ」で販売している。社家の男性(52)は「相葉君の活躍は引き続き見られる。神社に来た人によかったと思ってもらえるよう、これからも磨き上げを続けていく」と話した。