コンクリートブロック(中央)が設置され、整備が進むカヌーフリースタイルの競技場=12月16日、福井県永平寺町市荒川

 「水上のロデオ」と呼ばれるカヌーフリースタイルの競技場整備が、福井県永平寺町市荒川の関西電力市荒川発電所からの放流が九頭竜川に流れ込むエリアで進んでいる。12月15、16日には、競技に適した激流を生じさせるためのコンクリートブロックが川底に設置された。

 整備は、市荒川発電所の定期点検で放流が止まった12月14日から本格化。九頭竜川に流れ込む水を土砂でせき止め、たまった水を排水。その後、川底を整地し、上下に凹凸のあるタテとヨコ約1・6メートル、高さ約1メートル、重さ約3トンのコンクリートブロック14個を重機で配置した。

 整備は2020年内に完了予定で、20年度中の供用開始を目指す。福井県内の民間企業などで構成する「九頭竜川かわとまち協議会」メンバーで、2018年ワールドカップ4位の松永和也さん(36)=永平寺町=は「形になってきて感激。ここから世界に通用する人材が育っていってほしい」と話していた。

 カヌーフリースタイルは、波やホール(落ち込み)などがある自然や人工の激流の中にとどまり、45秒間にカヌーを回転させたり空中に浮かせたりして技の難易度の高さなどを争う。市荒川エリアは最大毎秒80トンの流量が1年を通してあり競技場に適しているという。

 協議会は、福井新聞社と福井銀行、レディーフォーによるクラウドファンディング(CF)サービス「ミラカナ」で支援を募っている。

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