2019年の世界選手権で技を披露する松永和也さん=スペイン

福井県永平寺町のカヌーフリースタイル競技場整備値

 「水上のロデオ」と呼ばれるカヌーフリースタイルの競技場を福井県永平寺町の九頭竜川につくり、世界大会やワールドカップで活躍する選手を育てるプロジェクトを、県内の有志でつくる団体が進めている。将来はメダリスト育成をテーマに、川の魅力にあふれるまちづくりにつなげていくという。福井新聞社と福井銀行、レディーフォーによるクラウドファンディング(CF)サービス「ミラカナ」で支援を募っている。

 2020年4月に発足した県内の民間企業などで構成する「九頭竜川かわとまち協議会」が、永平寺町市荒川の関西電力市荒川発電所からの放流が九頭竜川に流れ込むエリアに整備する。国内でフリースタイルができる場所がほとんどない中、市荒川エリアは毎秒60~80トンの流量が1年を通してあり、競技場に適しているという。川底にコンクリートブロックを設置し、競技ができるよう整備する計画だ。

 安全に競技できるように福井高専に協力を依頼。模型ブロックを使った激流発生のシミュレーションなどを行った。また、魚の遡上など自然環境に悪影響を与えないよう、地元の関係者と打ち合わせするなど準備を進めてきた。

 コンクリートブロックは市荒川発電所の定期点検で放流が止まった12月15、16日に設置した。将来は体験教室の開催や、国内、国際大会の誘致を目指す。協議会メンバーで18年のワールドカップ4位の松永和也さん(36)=永平寺町=は「フリースタイルの聖地になれる場所。競技場設置はメダリストを育成するための第一歩」と支援を呼び掛けている。

 CFは11月25日からスタートし、2日間で第1目標金額の150万円を達成した。現在は第2目標金額を300万円に設定している。リターン(返礼)は「松永選手によるマンツーマンレッスン」(10万円コース)などを用意している。