厚生労働省と福井県の立ち入り調査で小林化工の本社に入る担当者ら(手前)=12月21日、福井県あわら市矢地

 小林化工(本社福井県あわら市)が製造した爪水虫などの治療薬イトラコナゾール錠50「MEEK」に、睡眠導入剤成分が混入し健康被害が相次いでいる問題で厚生労働省と福井県は12月21日、医薬品医療機器法に基づき同社への立ち入り調査を始めた。午前8時50分、職員ら10人余りが本社に入った。

⇒【D刊連載】睡眠剤混入の経緯を追う

 県によると、調査は数日間の予定で、医薬品の承認審査などを担う医薬品医療機器総合機構(PMDA)も合同で実施。国の製造・品質管理基準の違反がないかなど、工場の作業記録の確認や従業員への聞き取りなどを行う。

 同社によると、混入のあったロットの錠剤を処方された人は31都道府県の364人に及び、服用者のうち2人が死亡。意識消失や記憶喪失、ふらつきなどの健康被害の報告は20日時点で156人。