米ファイザー社などのワクチンで公表されたことは

 日本にも供給される見通しの新型コロナウイルスのワクチン接種が12月8日、英国で始まった。開発元の米製薬ファイザーなどは「95%の予防効果」とするが、このワクチンについて確かめられていることを整理した。

 4万人を二つに分け、ワクチンと偽薬をそれぞれ注射する臨床試験が示したのは発症を防ぐ効果。注射後、コロナを発症した170人中162人は偽薬の人で、ワクチンの人は8人だった。接種で発症リスクが95%減ったと評価された。65歳以上でも94%超だった。

 ただし効果がどれだけ長続きするかは未知数。重症化を防げるかどうかも分かっていない。

 深刻な副作用は試験段階では見つからなかったが、英国の接種でアレルギーが報告された。実用化後、時間がたってから判明することもあるので、長い目で評価する必要がある。

 接種済みの人から他人への感染を防ぐ効果も不明。ワクチンが実用化しても、マスクなどの対策を、すぐには緩められない可能性が高い。
 

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