災害派遣福祉チーム(DWAT)の仕組み

 災害で避難を強いられた高齢者や障害者、子どもらを支援する「災害派遣福祉チーム(DWAT)」結成へ向け、福井県が母体となる県災害福祉支援ネットワーク協議会の設立準備を進めている。県内の福祉団体など16団体に呼び掛け、本年度中の協議会立ち上げを目指す。

 DWATは事前に研修を受けた介護福祉士や保育士などの専門職で構成。災害発生時、市町村の首長からの要請を受け、主に避難所に派遣される。1チーム5人程度で、相談業務や食事やトイレの介助、医療機関や介護態勢が整った福祉避難所への橋渡しを担う。2011年3月の東日本大震災をきっかけに生まれた組織で、全国では今年9月時点で33府県で結成されている。

 協議会設立に向けた1月の初会合には、県社協や県老人福祉施設協議会など16団体の代表が参加。DWATなどの先進事例を学び、概要や意義を確認した。

 1月以降は新型コロナウイルス感染症の影響で会合を開催できていないが、今後は県が各団体を個別で聞き取りし、DWATに参加してくれる介護福祉士や保育士の募集方法や派遣時の手当なども検討する。

 DWATは県外での災害時にも活躍が期待され、県地域福祉課は「先進事例の『いいとこ取り』をしながら、災害時の福祉ニーズに対応したい」としている。