餅を買い求める来場者でにぎわう販売ブース=12月5日、福井県福井市のハピテラス

 全国トップクラスの消費量を誇る福井の餅文化をPRするイベント「幸せもちもち満腹祭2020」が12月5日、福井県福井市のハピテラスで始まった。開場後すぐに行列ができる盛況ぶり。初日は3千人超が来場し、つきたて、焼きたての餅を買い求めていた。6日まで。

 祝い事や年中行事の中に根付く福井の餅文化を見直そうと、餅を扱う県内9菓子店などでつくる実行委員会が初めて開いた。約20の菓子店が協力し、八つのブースでつきたて、焼きたての餅を提供した。

 おろし餅やきなこ餅、ぜんざいといった定番から、イチゴやマスカットを福井銘菓の羽二重餅で包んだ「フルーツ大福」など、さまざまな商品が並んだ。会場には蒸したもち米の香りが漂い、購入待ちの列に並ぶ人たちから「いい匂い」「楽しみ」との声が上がった。

 新型コロナウイルス収束を願い、福井市の県護国神社でおはらいを受けた祈願餅の販売もあった。

「もちもち満腹祭」の写真をもっと(D刊)

 きなこ餅を頬張る双子の娘に目を細めた坂井市の女性(39)は、「おいしいお餅で息抜きができた」と笑顔。夫婦で来場した福井市の男性(80)は「年の瀬に家でよく餅つきをしたことを思い出す」と懐かしそうに話していた。

 満腹祭は県菓子工業組合、福井市、まちづくり福井が共催。実行委員長で村中甘泉堂社長の村中洋祐さんは「予想以上の集客で、餅文化の発信に手応えを感じた」と声を弾ませていた。

 6日は午前10時~午後4時。