1階の本店営業部ロビー。木のぬくもりが感じられるデザイン=12月3日、福井県福井市順化1丁目

 福井銀行(林正博頭取)は12月3日、福井県福井市順化1丁目に新築した本店ビルを報道陣に公開した。金融機関の重厚なイメージとは異なる一般客向けのカフェなどを設置し、親しみやすく開放的な空間にした。執務フロアは柔軟な働き方や機能性を重視した。内装に越前和紙などの県産材を豊富に使っているのも特徴だ。7日に正式オープンする。

 鉄骨造り(一部鉄筋コンクリート)7階建て。1階は本店営業部の窓口やギャラリー機能のあるエントランス、2階はカフェや400人収容のホールなどを配置。3階は役員室と会議室。4~6階は本部執務エリアとなっている。

 来店客向けの1、2階は「集う つながる 笑顔を紡ぐ おもてなし空間」がコンセプト。2階のカフェはオリジナルコーヒーやソフトドリンクを提供。約1500冊の書籍を並べた「ライブラリー『WiL』」にはいすやソファも置かれている。

⇒【写真】約1500冊の書籍が並ぶライブラリー

 行員と顧客が面談する3階会議室は「丁重に迎える」「深い議論を行う」「開放的に対話する」という、それぞれの利用シーンに合わせて家具や内装を変えた3種類の部屋が計12室ある。

 オフィス空間のコンセプトは「境界を越えて 新しい価値を紡ぐ ワクワクオフィス」。フロア内は柱や各部署の仕切りなどがなく、南北約80メートルが見渡せる。部署のエリア内で個人の席を固定しない「フリーアドレス」を導入。リラックスして仕事ができるエリアもあり、行員は自由な働き方が選べる。

 3階の役員室は頭取、代表執行役常務ら4人の相部屋にし、コミュニケーションを密にすることで意思決定のスピードを上げる。行員と役員の垣根をなくす目的で、部屋自体もガラス張りにした。

 館内には県産木材のクロスギや越前和紙をあしらった壁紙、笏谷石を使ったテーブルなどの県産材が多く使われ、地場産業を発信している。カフェの営業時間は平日午前8時~午後4時。

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