新型コロナウイルスの感染を警戒し、忘新年会を開かない企業もある

 東京商工リサーチの調査によると、福井県内の企業で今シーズンの忘新年会を「開催しない予定」とした企業は78・5%(全国87・8%)に及び、新型コロナウイルスへの警戒感が強いことが分かった。

 福井信用金庫(本店福井市)は11月上旬、職場や支店単位での忘新年会や歓送迎会を自粛するよう、社内に通達した。担当者は「会食で万が一クラスター(感染者集団)が起きたら、支店業務が継続できない恐れもある」と感染防止を徹底する。

 県内企業の多くは春の感染拡大以降、社内外の会食を制限しているケースが多い。「社員同士や顧客との飲み会を禁止」(三谷商事)「忘新年会に限らず、飲み会は少人数で2時間以内」(三谷セキサン)「宴会は10人までに制限」(福井コンピュータホールディングス)など、多人数となりがちな職場の忘新年会は難しい状況となっている。

 同僚10人ほどで忘年会を計画していた福井市の女性(35)は「11月に入り県内の感染も増えたため、全面的に中止になった。みんなで1年の労をねぎらいたかったが、仕方ない」。同市の男性(48)は「社員の会食自体が禁止。リモート開催か、弁当を取って社内でランチミーティングという形で行う予定」と話していた。

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