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 幼馴染でビジネスパートナーでもある2人が大金を賭けてそれぞれの家財道具を倉庫に預け、所持品ゼロの状態から1日1つずつ必要なモノを取り戻しながら100日間生活することができるかどうかに挑戦する姿を描いたドイツ映画。元になったのは、本作と同じようなチャレンジを実際に1年間続けたフィンランドの青年のドキュメンタリー『365日のシンプルライフ』。

 携帯電話にパソコン、女性だったら化粧品、洋服、靴、電化製品など、私たちの周りには今、物が溢れています。昔ならばお店に行ってどうしようか悩んだりしていたのに、最近は携帯でポチッとすれば翌日には物が届く時代。簡単に物が手に入り、いつの間にかたくさんの買い物をしていたことに気がつく。主人公が「僕が1年間で買ったものは……?」と振り返るシーンを見ながら、私自身背筋が凍る思いがしました。

 1つずつ、本当に必要な物を考えながら倉庫から取り出していく主人公たちは、同時に自分たちにとって本当に大切なものが何かに気づいていきます。この映画が製作された頃、世界はまだコロナ禍という新たな危機を迎えていませんでした。でも公開のタイミングを迎えた今、今後の人生の生き方を考え直している方は少なくないはず。真っ裸になって生活するのは流石に極端だと思うので、1日1つずつ、いらない物を捨てていく、なんていう断捨離チャレンジはいかがでしょうか? ★★★★☆(森田真帆)

12月4日から全国順次公開

監督・脚本・主演:フロリアン・ダーヴィト・フィッツ

出演:マティアス・シュヴァイクホファー、ミリアム・シュタイン

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