美浜町沖で捕獲された珍魚「テングノタチ」=11月28日、福井県坂井市の越前松島水族館

 福井県美浜町沖で珍魚「テングノタチ」が捕獲され11月28日、坂井市の越前松島水族館で展示が始まった。生態はほとんど分かっていない希少な深海魚で、銀白色の謎めく魚体が親子連れらの関心を集めている。29日まで。

 細長いリボン状の体形で全長約1・5メートル。てんぐの鼻のように突き出た頭部が特徴。深海魚「リュウグウノツカイ」の仲間で、25日、美浜町沖の大型定置網に入った。同水族館での展示は初めて。

 死んだ個体を屋外で氷水で冷やして披露しているが、標本にするため展示は2日間限定。岐阜市から訪れた親子は「頭の形が変わっていて不思議な魚だね」と眺めていた。

 水族館によると、リュウグウノツカイより希少だという。担当者は「とても珍しい魚だが、今秋は若狭湾でほかに少なくとも3例見つかっているようだ。複数の発見が何を意味しているのかは、さっぱり分からない」と話している。

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