中学校新設を求める声が相次いだ河合地区の意見交換会=11月20日夜、福井市河合小学校体育館

 福井市学校規模適正化検討委員会が森田小学校の2校化などを提言した答申内容などを説明する、市教委の意見交換会が10月から11月にかけ、森田、河合両地区で相次いで開かれた。出席した保護者らからは、可能な限り速やかな2校化や、両地区を校区とする新たな中学校の建設を求める声が大勢を占めた。

 市教委は今回の意見を参考にしながら、来年度中に基本計画を立て、2022年度には土地の確保や設計などに着手したい考え。

 検討委の答申では、森田小の児童増加に伴い「速やかに2校化を進める必要がある」としているが、現時点では手法や時期など具体的な構想は白紙状態。

 答申を受け森田小、森田中学校、河合小学校のPTAが10月、要望書を市教委に提出。要望では▽森田中を改築し「森田第2小学校」とする▽森田、河合両地区を校区とする新しい中学校を九頭竜川以北に建設する―などを求めている。

 意見交換会で市側は、PTAの要望書を受けた形で説明した。新たな学校を建設する場合、「最低5年はかかる」としたが、保護者はさらに短縮するよう求めた。

 また建設場所については、森田地区の保護者からは「JR北陸線を越えて通学させるのは不安」、河合地区からは「森田と河合地区の真ん中に建設して」との意見が出た。市側から建設には2万5千~3万5千平方メートルのまとまった用地が必要との見解が示された。

 11月24日に開かれた会見で東村新一市長は「地元の人の思いを大事にして、できるだけ早く対応を考えなければならない」と述べた。

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