ノリオ君(仮称)越前ガニバージョン

彼の名前はノリオ君(仮称)。
主に潜水士などの海上保安官が行う搬送救助訓練に使用されます。
いつもは、海上保安庁の事務所にある薄暗い倉庫の中で出番が来るのをいまかいまかと待っています。
海上保安官がひとりで倉庫に物を取りに行ったとき、彼の気配を感じてビクッッ!としてしまうのはよくある話。
体重は30、40キロほどでけっこう重たく、搬送する人を苦しめます。

さぁ、ノリオ君。みなさんにご挨拶を!

ノリオ「みなさんはじめまして!ノリオです。いつも、海上保安官に救助されているように見えるけど、本当は僕が海上保安官を助けているんだよ!だって、僕とはいくら濃厚接触したって、誰も傷つかないんだからねぇっ!!!」

あ、ありがとう。ノリオ君・・・
おや?今日は変わった格好をしているね。

ノリオ「よく気付いたね。福井の冬と言えば越前ガニだろ?漁師さんたちの豊漁を祈願すると共に、安全に操業してもらうように啓発しているのさ!」

そうだね!11月6日から始まった越前ガニ漁。冬の時化る日本海での漁は過酷なものになるからね。

ノリオ「そうだよ。だから事故に備えて、必ず救命胴衣を着用してほしいんだ。当然レジャーで船に乗る人や岸壁からの釣りでも、今や救命胴衣は、ひちゅっ、必需品さ!」

お、かんだね。
ノリオ君の言うとおり、海での事故は船でも岸でも、海に落ちてしまうというものが大半です。
海に落ちたくらいで「事故」なんて大げさだと思われがちですが、服や靴を着用したまま泳ぐっていうのは、泳ぎに覚えがある人でも至難の業。
特に冬の冷たい海では、すぐに体力を奪われて溺れてしまいます。
まずは、海に落ちないように心掛けること!そしてもし落ちてしまったとしても、わたしたち海上保安官が駆けつけるまで浮いて耐えることができるように海辺では救命胴衣を必ず着てくださいね!

ノリオ「それとこれさ!『あんしんや』!」

そうそう!海中転落者の簡易救命器具「あんしんや」!
安い材料だけで作ることができて、作り方もとっても簡単。
漁船やプレジャーボートには、一船に一つは必ず備えておいてほしいな!
詳しい作り方は、敦賀海上保安部ホームページを見てみてね!「あんしんや 作成」でネット検索すれば出てくるよ!

ノリオ「冬の日本海。僕のように救助されるような事故が起きないことを願ってるよ!まぁいかにも僕は救助“させて”るんだけどねぇっ!!また、時々登場させてもらうよっ!!」

うるせぇなぁ。ノリオ・・・(敦賀海上保安部・うみまる)