躍動感あふれる踊りを披露する出演者=11月22日、福井県福井市のフェニックス・プラザ

 新型コロナウイルスの影響で福井県内の祭りが相次いで中止となる中、地域を元気づけようとクラウドファンディング(CF)を活用したヨサコイのイベント「福井つぐみ祭り」が11月22日、福井市のフェニックス・プラザで開かれた。約430人の踊り手たちが色鮮やかな衣装を身にまとい、躍動感あふれる演舞を披露した。

 県内の踊り手らでつくる「イッチョライNPO」が主催した。ヨサコイイベントの相次ぐ中止を残念に思う県内の大学生らが開催を持ちかけ、実行委員会を務めた。資金はCFサイト「レディーフォー」で募った。

 県内17チームのほか、富山県のチームがオンラインで参加。法被や着物風の衣装などを着た踊り手たちが鳴子や旗、扇子を手に華やかな踊りを披露すると、客席から手拍子が起こり熱気に包まれた。運営に当たり、新型コロナ感染防止対策として検温や手指消毒、定期的な換気などを行った。

 人前で演じるのは2月以来という福井市の小学3年の女の子は「失敗なく踊れて楽しかった」と笑顔。ヨサコイチーム「明新森組」(同市)の森美紀枝代表(67)は「3月から約3カ月練習ができなかったが、チーム全員が生き生きとした表情で踊ることができた。踊る喜びを改めて実感しました」と話していた。

 見に訪れた同市の女性(82)は「みなさんの踊りを見て、元気をもらえました」と笑顔で話していた。

 演舞の様子は動画投稿サイト「ユーチューブ」で同時配信された。会場には参加チームの衣装を展示するコーナーが設けられ、事前に寄せられた福井やヨサコイにまつわるフォトコンテストなども行われた。

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