福井県坂井市の芝政ワールド=同施設提供

 福井県坂井市は11月25日、芝政ワールド(同市三国町浜地)で来年5月29日に1万人規模の「野外音楽フェス」を開くことを明らかにした。出演アーティストは調整中。新型コロナウイルスの影響を考慮し、2022年度への順延なども含め、12月中旬に開催時期を判断する。

 同日の定例会見で坂本憲男市長が説明した。新型コロナの感染者が全国的に急増しており「状況をみて慎重に判断していく」と述べた。

 4日間で27万人超(17年)を集める国内最大の「ロック・イン・ジャパン」が開かれる茨城県ひたちなか市は「音楽の聖地」として若者に定着。福井県坂井市は、都市部や市街地では体験できないロケーションと音楽をコラボさせたフェスを通して知名度を押し上げ、地域活性化の起爆剤としたい考え。

 市は「現役世代が笑い、泣き、活力を得られるような深い感動が体験できる機会を創出し、リピーターを獲得したい」としている。第1回は1日開催だが2年目以降は2日間とし、5年後には10万人規模を目指す。

 音楽フェスのコアターゲットは30~40代とし、主に1980年代に活躍した有名アーティストを招く計画。家族や3世代がそろって楽しめるステージにするという。

 会場の芝政ワールドは北陸屈指のレジャー施設で広大な芝生広場があり、日本海の絶景が楽しめる。終了は午後7時半で、沈む夕日を背景にフィナーレを迎える予定。

 音楽フェスは、ふるさと納税の寄付金を主な財源にする。市民の提案を基に使い方をあらかじめ決めて寄付を募る「寄附市民参画制度」に沿った取り組みで、返礼品の一つにチケットを用意する計画。