水中カメラで撮影されたサケ=11月25日、福井県鯖江市石田上町の日野川

 福井県の鯖江市や日野川漁協などは11月25日、産卵期に日野川へ遡上(そじょう)するサケの調査を同市石田上町の石田橋下流で行った。ドローンや水中カメラでサケの位置を調べ、網で捕獲。周辺だけで5~7匹を確認でき、参加者は「日野川の水がきれいになった証し」と喜んだ。

 市は2011年度から環境教育の一環として、姉妹都市の新潟県村上市から3万個のサケの受精卵を仕入れ、希望する子どもや市民に配布して稚魚を育ててもらい、日野川へ放流する事業を行っている。サケは海に出て成長し、数年後に産卵のため再び川に戻るという。

 日野川に戻るサケが増えてきたことから、15年に初めて遡上調査を実施。昨年からオンライン河川管理などを手掛けるフィッシュパス(坂井市)の協力で、調査にドローンや水中カメラを導入した。サケの位置を映像で確認できるようになり、効率よく作業が進められるようになった。

 この日は鯖江市や同漁協、フィッシュパス、建設コンサルタントのキミコン(同市)の計約10人が参加し、映像でサケが数匹泳いでいるのを確認。網で捕獲し、大きさを測定した後、川へ戻した。

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 同漁協の佐々木武夫副組合長は「汚れた水ではサケは戻ってこない。行政や企業、住民が一体となって排水をきれいにしようと取り組んだ結果」と喜んでいた。

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