福井県池田町産の米粉で作ったパウンドケーキなどを販売した芝商業高校の物産展=11月19日、東京都港区の同校

 福井県池田町の地域資源を生かした商品開発やPR活動に取り組んでいる東京都立芝商業高校で11月19日、同校の3年生たちが町産品などを販売する物産展を開いた。町産の米粉を使い開発したパウンドケーキなどを会社員らに売り込んだ。

 同校は課題研究授業の一環で、企業や地域と連携して「模擬株式会社芝翔(しばしょう)」を運営している。生徒たちが池田町を訪れ商店で民泊しながら町民と交流したり、町産の農作物を使った商品を開発したりしている。

 今回販売した「紅白パウンドケーキ」は町産の米粉と赤シソ、県内産の卵などを使い開発した。生徒たちがアイデアを出し、町の製造業者とやりとりし、昨年12月から約3カ月かけて完成させた。プレーンと赤シソ入りの紅白2個セットで、赤シソ入りは桜ピューレを混ぜてマイルドな味わいに仕上げたという。

 この日は正門前にブースを設け、パウンドケーキ100個、ポン菓子100個、豆乳スコーン35個、かき餅50個など町産品をずらりと並べた。事前に通行量を調べて仕入れ数を決めたこともあり、オープンから約1時間半で完売した。

 芝翔の「副社長」を務める女子生徒は「サラリーマンの人たちが気楽に立ち寄ってくれ、うれしかった。完売できて良かった」と笑顔。担当教諭は「池田町の人たちや事業者と知り合いになれたことが大きい。生徒たちが経営や地域を学ぶ機会になっている」と話していた。

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