雪囲いの作業に取り組む雲水たち=11月21日、福井県永平寺町の大本山永平寺

 降雪に備え、福井県永平寺町の大本山永平寺で11月21日、雪囲いの取り付け作業が始まった。見ごろが最終盤を迎えた紅葉の下、雲水らは建物を竹簀(たけす)で覆っていった。

 雪囲いは作務(さむ)と呼ばれる修行の一つ。雲水らは約2メートル四方の竹簀を倉庫から運び出すと、貴賓室に当たる「妙高台」などの周囲にひもで固定した。

 この日の県内の最高気温は福井市で15・5度、大野市で13・4度など、前日から軒並み10度近く下がった。冬の足音が近づく中、雲水らは朝から作業を続け、参拝客らも足を止め、この時季ならではの光景に見入っていた。

 新潟地方気象台によると、今後1カ月の北陸地方の降雪量は平年より少ない見込み。ただ、今冬はラニーニャ現象が続き、北陸などでは気温が低く積雪が多くなる可能性があるとされる。

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