おわびを掲載している「ピーティックス」のホームページ

 オンラインチケット販売会社「ピーティックス」は11月18日までに外部から不正アクセスを受け、最大677万件の個人情報が流出したと発表した。複数の自治体のサービス利用者を含む顧客の氏名やメールアドレス、暗号化されたパスワードなどが盗まれた。

 漏れたとみられる約200人分の氏名などがインターネット上で閲覧できるようになっており、サイバーセキュリティーの専門家は攻撃者が盗んだ情報を販売する目的で掲載したとみている。

 ピーティックスによると、住所や電話番号、クレジットカード情報の流出は確認されていない。利用者はパスワードの再設定が必要になる措置を取った。同じパスワードを他のサービスで使っている場合は変更するよう呼び掛けている。

 9日に個人情報が引き出されている恐れがあることが判明。10月16~17日に不正アクセスがあり、個人情報が引き出されたことが確認された。

 このサービスを利用していた栃木県宇都宮市と埼玉県、熊本県熊本市、宮崎県宮崎市、鹿児島県は個人情報流出の恐れがあると公表した。

 福井県内では、福井市と高浜町がイベントの申し込みでピーティックスのシステムを利用していた。福井市では延べ753人、高浜町では約100人の氏名やメールアドレスが流出した可能性がある。

 福井市によると、2018年9月~20年11月に開催した若者と市内企業が事業創出を目指す講座「Xスクール」10回分のイベントで、申し込みや参加費の決済に同社アプリを使っていた。市では他のイベントでもアプリの使用がないか調査している。

 高浜町は今年9月に開催したオンライントークイベント「WAAcation Week」で利用。町外の参加者が申し込んでいた。

 ピーティックスは米国に本社を置き、27カ国でサービスを展開。問い合わせは専用カスタマーサポートセンター(0120)331367。

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