杉本達治知事(右奥)と畑孝幸県議会議長(右手前)に謝罪する国交省の上原淳鉄道局長(左奥)と鉄道・運輸機構の北村隆志理事長=11月12日、福井県庁

 国土交通省の上原淳・鉄道局長は11月12日、北陸新幹線敦賀以西の整備に関し、福井県など沿線が求める2023年春の着工認可に最大限努力すると述べた。また、金沢―敦賀間で工事が遅れている福井県内3カ所以外にも複数工区で工期が逼迫(ひっぱく)しているとした。杉本達治知事との面談で明らかにした。

 杉本知事が面談で「今の工事の遅れと敦賀以西の工事の遅れを連動させてはならない」と強調したのに対し、上原局長は「私どもも同じ思い」と述べた。その上で「本格着工前にどれだけ早く準備できるかが肝」として、着工認可後に行う設計協議や用地測量の従来のスケジュールを見直し、早期に着手できないか検討していく考えを示した。

 一方、金沢―敦賀間に関しては、工事の遅れが明らかになった加賀トンネルと敦賀駅、敦賀駅周辺高架橋以外の進捗(しんちょく)について「10カ月、20カ月単位で着工が遅れた工区が多くある」と説明。現時点でこれらの工区は23年春までに完了するとの見通しを示しつつ「自然現象含めてリスク要因はある。検証委員会で詰めたい」とした。

関連記事