「あげフェス」の実行委員会がレシピを監修した「あぶらげごはん」。福井県嶺北地方の豆腐屋4社の油揚げが入っている

 油揚げ消費量日本一の福井の“あぶらげ文化”を発信する「あげフェス」が11月14、15日、福井県福井市のハピテラスで開かれる。2年目の今回は揚げたての販売に加え、食べ比べ用の煮あげの大きさを倍増。焼きあげ、あげごはん、いなりといったさまざまな食べ方を提案する。

 北陸新幹線県内開業に向け、福井の油揚げの食文化をアピールし、「あぶらげ」をブランド化する狙い。岸田食品(福井市)、ウスヤ食品(越前町)、谷口屋(坂井市)、オータニ食品(越前市)の豆腐屋4社でつくる実行委員会が福井市、まちづくり福井と開く。

 4社が会場で作る揚げたてのあぶらげ(4分の1切れ)を200円~300円で振る舞う。4社の煮あげの食べ比べは、昨年8分の1切れずつだったあぶらげの大きさを4分の1切れずつにした。

 4社がそれぞれの自家製を食べ比べてレシピを決めた特製の「あぶらげごはん」もある。焼きあげの串、いなりずし、あぶらげであんこを包んだ甘味なども販売される。

 まちづくり福井によると、初開催の昨年は2日間で1万人超が訪れる盛況ぶりで、アンケート回答者の1割がフェスを目的に県外から訪れた。「あぶらげだけで1万人も集客できるとは思っておらず、可能性の高さを感じた」という実行委員長の岸田和弘さん(42)は「揚げたてのジューシーさが一番の売り。福井の食卓に欠かせない食材としてさらにアピールしたい」と話している。

 フェスは両日とも午前10時~午後4時。入場無料。

 総務省家計調査によると、福井市の油揚げ・がんもどきの1世帯当たり年間支出額は、2017~19年の平均で5515円。全国の都道府県庁所在市と政令指定都市の中で最も多い。2番目は京都市、3番目は金沢市で、全国平均は2961円。

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