仮オープンした駄菓子屋で店番を体験する児童(左から1、2人目)=10月、福井県の福井市東郷公民館

 福井県福井市東郷地区の東郷ふるさとおこし協議会は、地区内に駄菓子屋の開設を目指している。子どもたちのキャリア教育の一環として、店舗の経営を体験してもらう。2021年春のオープンを目標に、福井新聞社と福井銀行、レディーフォーによるクラウドファンディングサービス(CF)の「ミラカナ」で準備金100万円を募っている。

 同地区には18年ごろから、駄菓子を買えるコンビニやスーパーなどがない。同協議会では駄菓子の楽しみを感じてもらいながら教育に役立てようと、同地区のアンテナショップ「こびり庵」に駄菓子屋を開設することにした。店舗では子どもたちが商品の種類を選んだり、店番をするなど経営に携わってもらうことを計画している。

 事業をPRしようと10月、東郷公民館に駄菓子屋を仮オープンさせ、児童が店番や買い物を楽しんだ。仮オープン初日は、東郷小学校の4~6年生ら約20人が来店。児童たちは台に並ぶ駄菓子やおもちゃを選んだり、くじ引きを楽しんだ。児童2人が店番を務め、金額の計算や袋詰めを体験した。同協議会員も児童のサポートとして参加し、「カゴの中身はちゃんと確認してね」「会計が終わったら『ありがとうござます』ってお礼するんだよ」とアドバイスした。

 店番を体験した4年の男子児童は「駄菓子屋に来たのは初めて。お金の計算は少し難しかったが、楽しかった」と話していた。

 同協議会の藤井紀光会長(45)は「駄菓子屋を子どもたちと地域の人たちとの交流や社会経験の場にしたい」と意気込む。

 CFはふるさと納税制度を活用しており、一口5千円~20万円を募っている。福井市外の人には地酒や米の返礼がある。問い合わせは東郷公民館=電話0776(41)0306。

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