ふくい産業支援センターのポータルサイト「ふくいナビ」の画面。現在は閲覧することができない

 ふくい産業支援センター(福井県坂井市)は11月5日、同センターが運営するポータルサイト「ふくいナビ」のデータが全て失われ、使用できなくなったと発表した。同センターによると、サーバーを貸していた業者が、サーバーの管理会社と必要な手続きを取らなかったためデータが削除されたという。情報漏えいはないとしている。

 「ふくいナビ」は、県内中小企業の情報検索や発信、相互交流の支援のため1999年12月に開設。利用アクセス数は月間15万件。県内公的機関の産業・企業支援情報約200件、メーリングリスト287件などが登録されていた。

 データ消失は、2日に職員が気づき発覚。バックアップを含む全データが消え、復旧不可能な状態という。

 「ふくいナビ」は、NECキャピタルソリューション(東京)が賃貸するクラウドサーバーを使用していた。10月半ば、センターと同社がサーバーの賃貸借契約を更新したが、キャピタル社がサーバー管理者のNECと使用権を購入する手続きをしなかったため、10月末の契約期限終了に伴いデータが削除されたという。

 キャピタル社の福井営業所は「内部の手続きの不手際で、関係者に深くおわび申し上げる。全社的に再発防止に向けた対策を検討していきたい」としている。

 同センターの担当者は「利用者の連絡先も消失してしまった。困っている人は問い合わせてほしい。『ふくいナビ』の再構築を目指したい」としている。同センター=電話0776(67)7414。

関連記事