岸壁から車が海へ転落した事故の状況=福井県内の漁港

た、大変な絵面になっております・・・
これもまた、「釣り」にまつわる非常に危ない事故なのです。

10月、福井県某所の漁港内で、釣りに訪れた女性の運転する車が、岸壁から海に落ちる事故が発生しました。
幸い、車が落ちた場所は水深80センチほどの浅い場所だったので、車両の前側が海底にあたって水没は免れ、運転していた女性は近くにいた知人の協力を得て後部ドアから脱出することができ、ケガなどもありませんでした。

事故を起こした女性に話を聞くと、当日は昼頃から友人たちと漁港に集まって釣りを楽しんでおり、夜の8時前ころ、漁港内で釣り場を移動するために一人車に乗ったそうです。
すっかり日も落ちて街灯もほとんどない漁港内は真っ暗。しかも当日は大雨が降っていてとても視界が悪い状況の中、女性は、初めて訪れたその漁港がどういう形になっているのかをよく知らないまま岸壁を走行して、岸壁と海の境界に気付かないまま車ごと海に落ちてしまったということでした。

まずは、命に別状がなくて本当に良かった!
この事故では“たまたま”水深の浅い場所に落ちたので、車が完全に沈むことなく耐えられていたんですが、漁港内でも当然水深が深い場所はたくさんあって、車が水中に沈んでしまうと水圧などの影響により脱出するのがとても難しくなり、命にかかわる重大事故となることもしばしば。
本当に危ないところでした・・・

実は、港内での車の海中転落事故は福井県内でも度々起こっていて、今年に入ってからも数件発生しています。
事故の原因は、今回の事故のように視界が悪かったり、運転操作のミスなど様々ですが、漁港の岸壁って写真を見てもらえれば分かるように、山の崖などと違ってガードレールなどの車止めがない場所がほとんど。
それに、一般の道のように線引きされているわけでもないので、どこを走っても自由。ゆえに危ない!
特に釣りに来られる人の多くは、海のすぐ近くの岸壁際に車を停めることが多く、少しの判断ミスや操作ミスで海に落ちてしまうリスクがあることを知っておいてください!
決して、車で釣りに来るなと言っているわけではありませんが、特に漁港内では、そういった危険もあるということを知っておいてほしいんです。

今回事故に遭われた女性。真っ暗な大雨の漁港の中で釣りをされていたなんて、よっぽど釣りがお好きなんでしょう。
ですが、命より大きいお魚なんていませんよね。
みなさんも安全運転、安全釣行でお願いします。(敦賀海上保安部・うみまる)
 

関連記事