えちぜん鉄道が導入した新除雪車=10月29日、福井県福井市松本上町のえち鉄車両基地

 電車運休が相次いだ2018年の記録的な大雪の教訓を生かし、えちぜん鉄道は新除雪車を導入した。1時間当たり3300トンを除雪でき、従来の1・3倍になった。主に勝山永平寺線で作業に当たる。今冬について福井地方気象台は「暖冬でないことはほぼ確実」とみており、えち鉄は新除雪車を含む3台態勢で雪の日の安定運行に努める。

 新除雪車は全長約15メートル、幅約3メートル、高さ約4メートル。線路に積もった雪をかき込んで上部から遠くに飛ばすロータリー装置と、雪を押しのけるラッセル装置の二つの機能を車体の前後に併せ持つ。18年の大雪の際に故障がちだった1981年製造のロータリー・ラッセル車を更新した。費用は約1億円で、国が3分の1、県が3分の2を負担した。

 北海道の工場から船で敦賀港に運ばれ、陸路で10月28日にえち鉄車両基地に到着した。29日に公開された。

 18年の大雪では終日運休が三国芦原線で3日間、勝山永平寺線で5日間あった。担当者は「パワーアップした新除雪車の導入で、雪の日もお客さまの足を確保したい」と話していた。

 福井県内もう一つの地域鉄道の福井鉄道も19年1月、線路と道路の両方を走行できる新除雪車を国と県の支援で導入した。

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