修学旅行帰りの児童に贈られたサプライズ花火=10月27日夜、福井県越前市高木町

 福井県内での修学旅行から帰ってきた越前市国高小学校の6年生に喜んでもらおうと、地区の人たちが10月27日夜、サプライズの花火を市内で打ち上げた。新型コロナウイルスの影響で学校行事が縮小し、修学旅行も県外に行けないなど寂しい思いをしてきた児童を元気づけようと企画した。児童は思わぬ贈り物に笑顔で夜空を見上げ「一生の思い出になった」と喜びあった。

 国高地区自治振興会や区長会、同校PTAなど地元住民が費用を持ち寄って準備。地区内の上木銃砲火薬店に依頼して、3分間の花火をプレゼントした。

 武生商工会館駐車場で行われた修学旅行の解散式の後、集合写真を撮るという名目で児童117人を近くの高木町泓(ふけ)運動公園に誘導。午後6時ごろ、全員で撮影までのカウントダウンを行い、ゼロになった瞬間、「ドン、ドドン」。児童は驚いて一斉に空を見上げ、夜空に咲いた大輪の花に大きな歓声を上げた。1発打ちあがるたびに拍手がわき起こり「すごい」「きれい」などの声が聞こえた。

 児童は「感動して、コロナのもやもやが全部ふっとんだ」と笑顔。八田千香教頭は「子どもたちには地域の人に支えられていることを実感しながら成長してほしい」と話していた。

 児童は26、27の2日間、東尋坊や県年縞博物館などを修学旅行で回った。

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