ヒットした邦楽曲をノンストップで1枚にまとめたMIX CDのワーナー第1弾。購入特典として田中圭のポスターや拡大ジャケットがもらえることも大いに話題だが、収録内容も興味深い。

 1曲目のコブクロ『YELL』から、いきものがかり『風が吹いている』、遊助『ひまわり』などのエールソング定番の後、ゲスの極み乙女。『私以外私じゃないの』やORANGE RANGE『以心電信』、サカナクション『新宝島』などバンドサウンドが続き、さらにヒップホップ系数曲の後、秦基博『鱗』や花*花『あ〜よかった』、絢香『三日月』といったスローからミディアム・ナンバーの終盤まで全34曲の旨みが約60分に凝縮されている。エレファントカシマシ『俺たちの明日』やTHE BLUE HEARTS『情熱の薔薇』、Def Tech『My Way』など全体に40代以上のリスナーにも親しみやすい楽曲が多めなのが特徴か。(ド真ん中の18曲目に若い女子に人気のガールズグループTWICEの『Candy Pop』が突如収録されている感じが面白い。ここで一区切りという意味だろうか。)

 田中圭にちなんでドラマ『おっさんずラブ』主題歌のスキマスイッチ『Revival』が収録されているのも良いし、Sonar Pocket『108〜永遠〜』やCOLOR CREATION『I’m Here』など、並べて聴くことで実は歌が上手いと気づかされることもあって面白い。全体としてスター性よりも音楽自身の魅力が伝わるのがワーナーらしさと言えそうだ。

 本作を聴けば、大切な誰かと音楽フェスなどのイベントに出かけたくなるはず。

(ワーナー・2000円+税)=臼井孝

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