人間教育の重要性などを訴えた青森山田高校サッカー部の黒田剛監督=10月25日、福井県福井市のフェニックス・プラザ

 高校サッカー全国屈指の強豪、青森山田高校の黒田剛監督を招いた講演会が10月25日、福井県福井市のフェニックス・プラザで開かれた。県内指導者ら約50人が、選手のモチベーション維持や人間教育の重要性について理解を深めた。

 黒田監督は1995年に就任。2016年、高円宮杯U-18(18歳以下)チャンピオンシップ、全国高校選手権で優勝、昨年は選手権準優勝を飾った。日本代表の柴崎岳選手らプロ選手も輩出している。

 講演では、選手のモチベーションにメリハリを付ける重要性を指摘。16年の高円宮杯優勝から選手権までの期間を振り返り「完全に無の状態にする2週間をあえて作った。優勝の余韻のまま選手権を迎えれば、けがも出るし1回戦でピークがくる。モチベーションは効果的に出していくべきだ」とした。

 チームで最も重要視していることは人間教育であることも紹介。「心技体は順番通り。技術や体力は限界がある。人の話をよく聞く、理解する、実践することも含めた心の育成がすごく重要」とし「将来自分で解決する力、生み出していく力を教育を通じて与えていくことが必要。教育の上にサッカーがある」と訴えた。

 講演会は、若者らでつくる市民団体「One Fukui実行委員会」が主催。福井商高チアリーダー部「JETS」の五十嵐裕子監督や元プロボクサーの清水智信県議によるトークセッションもあった。動画投稿サイト「ユーチューブ」で生配信された。

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