気比神宮前交差点の活用イメージ(敦賀市提供)

 福井県敦賀市中心部の国道8号の4車線を2車線化したことに伴い、歩道や交差点に整備された歩行空間の利活用イベント「国8空活(くうかつ)(国道8号空間利活用)」が11月1日開かれる。歩行空間は、食や雑貨の店が並ぶ市場や音楽ライブ会場に“変身”。2023年春予定の北陸新幹線開業を控えたJR敦賀駅から気比神宮にかけ、歩いて楽しめる中心市街地の近未来の姿を模索する。

 2車線化したのは元町交差点から白銀交差点までの約900メートル区間。歩道の幅は6・8メートルと従来より2メートルほど広がった。また、気比神宮前と本町、白銀の各交差点付近にはイベントなどに使える広場が設けられた。
 
 イベントは市が主催。気比神宮前の交差点には「OSANPO SANDOU(おさんぽ参道)」と題し、市内外約20店の雑貨や食の店が並ぶ。夜は気比神宮で灯籠やエコキャンドルを並べたライトアップイベントがある。
 
 気比神宮前―本町1丁目交差点の間にはレストランバスが登場。開閉式天井による開放的な空間で、地元ステーキハウスの肉料理が楽しめる。
 
 本町1丁目―本町交差点間の歩道では音楽ライブ「敦賀オンフェス」がジャンル別に二つのステージを設けて開催。付近では地元飲食店がたこ焼きやおでん、ビールなどを販売する「フードフェス」がある。設置されるオープンカフェスペースで音楽を聞きながら、飲んだり食べたりできる。
 
 イベントに関連して、気比神宮交差点から西側の神楽町1丁目商店街アーケードで「けひさんアートマルシェ」が催される。既存の店舗に市内外からの出店を加えた約70店が並ぶ。雑貨やアクセサリー、軽食、スイーツなどさまざまで、既存店もワゴンセールなどを行う。
 
 ウィズコロナ時代のイベントとして気比神宮前、本町交差点付近には検温所を設置。検温済みの来場者にはリストバンドを着けてもらい、感染予防と参加者相互の安心につなげる。
  
 市は今回のイベントで誘客だけでなく、オープンカフェやケータリングカーでの出店、写真展や音楽発表会をする個人や団体といったこれからの担い手の発掘も狙う。渕上隆信市長は「新たな公共空間を目いっぱい楽しんでほしい。便利で快適な、多くの人が楽しめる空間づくりにつなげたい」としている。
 

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