福井県消費生活センターに持ち込まれた、穴が開いた靴下

 新品の靴下なのに、履こうと思ったら穴が開いていた。これってどうして? 持ち込まれた生活相談を、科学の力で分析! 福井県消費生活センターが手掛けた事例を紹介する「生活相談実験室」、1回目は「新品靴下のこの穴は、なぜ開いていた?」。科学道具を駆使して解決に迫った事例を紹介する。

 【調査】卓上走査型電子顕微鏡で3万倍に拡大して撮影した靴下の穴の写真。繊維の1本1本まではっきりと分かる。糸の切断面は鋭く、虫食いなどでできた穴ではないことが分かる。

 また、はさみで切断した繊維の拡大写真と比べると、切り口の繊維がそろっていない。刃物で切ってできた穴でないことが判明した。

 【実験結果】新品の靴下についていたラベルの位置などとも照合し、この穴は靴下を留めておくタグピンを外した跡のものとほぼ断定された。

 今回の検証事例では、デジタルマイクロスコープという器具で、数百倍に拡大して検査後、さらに拡大して断面を観察。穴の状態が詳しく分かったことから、結論を導きました。

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