24日に発売される2種類の「御城印帳」。後ろは丸岡城天守=福井県坂井市

 福井県坂井市の丸岡文化財団は10月24日、国の重要文化財に指定されている丸岡城の「御城印帳」を初めて発売する。柄が違う2種類を用意。二つを合わせると、城全体がお目見えする斬新なデザインになっている。

 御城印は“城の御朱印”。近年の御城印の人気の高まりを受け、御城印を貼る御城印帳を製作した。

 御城印帳の一つは、表紙に「日本さくら名所100選」にも選ばれたソメイヨシノを描写。もう一つは、丸岡城の別名「霞ケ城」の由来となった伝説をモチーフに、戦から守るため大蛇(龍という説もある)が城を霞で覆い隠す様子を描いている。どちらも織物が使われている。

 裏表紙には、初代丸岡藩主本多成重の父重次が、長篠の戦いの陣中から妻に宛てた手紙とされる「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」を書き記した。

 縦16センチ、横11センチで、蛇腹折りの11ページ。価格はどちらも1500円(税込み)。丸岡城の券売所、近くの「一筆啓上日本一短い手紙の館」で購入できる。各100冊を用意し、順次増刷する予定。

 デザインを考案した同財団の酒井雅恵さん(52)は「丸岡城のことを広く知ってもらおうと、他にないデザインにした。城に興味を持つきっかけにしてほしい」とアピールしている。

 御城印は通常の2種に加え、毎月デザインを変える2種の計4種類(税込み300円)を用意している。

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