GoToイートの初日、「足羽山デッキ」では早速、食事券を使ってランチを楽しむ女性客が見られた=10月23日、福井県福井市

 新型コロナウイルスの影響で打撃を受けている飲食業界への国の支援策「Go To イート」で、福井県内の飲食店で使えるプレミアム付き食事券の販売と利用が10月23日、始まった。登録店では、感染予防を徹底しつつ、お得な食事券をきっかけとした客足の回復に期待を寄せていた。

 食事券は1セット1万2500円分を、1万円で購入できる。県内では専用サイトで券を事前予約した上で、コンビニ「ファミリーマート」で代金を支払い、食事券を受け取る仕組み。県キャンペーン実行委員会によると、11~20日の事前予約で約8万8千セットの申し込みがあった。

 福井市のファミリーマート福井舟橋新一丁目店ではこの日、午前中だけで約20人が購入に訪れた。早朝の午前4時に来店した人もいたという。食事券を購入した市内の会社員男性(39)は「登録店が多いのが魅力。年末年始にかけて、家族での食事などで使いたい」と笑顔で話していた。

 県実行委によると、登録店は22日時点で約1700店舗。福井市のヨーロッパ軒総本店も登録店を示すのぼり旗を掲げた。家族4人で訪れ食事券を使った勝山市の農業の男性(66)は「帰省した子どもたちと、おいしいものを食べようと思った。また利用したい」と満足そうだった。

 同店では「Go To トラベル」の地域共通クーポンで支払う旅行者らも目立つという。高畠輝成専務は「国が支援に動くことで、外食のイメージが良くなれば」と話した。

 福井市の足羽山にあるカフェ「足羽山デッキ」にもお昼時、食事券を持った女性客が早速来店した。同店は今月始まった「Go To イート」のポイント付与事業の対象店でもあり、予約が以前の数倍に増えたという。宮本侑佳ゼネラルストアマネージャーは「食事券利用も始まり、幅広いお客に来てもらいたい」と期待を込めた。

 販売は来年1月31日まで、80万セットを予定している。登録店舗は県実行委の専用サイトで確認できる。登録店での利用は同3月31日まで。食事券の購入、利用に関する問い合わせはサポートコールセンター=電話0776(36)9305(平日午前10時~午後5時)。

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