迫力ある恐竜のラッピングが施された「恐竜バス」。JR福井駅と福井県立恐竜博物館を結ぶ直通運行を10月31日に始める=10月22日、福井県庁前広場

 福井県と京福バスは10月22日、福井県立恐竜博物館(勝山市)とJR福井駅を結ぶ初めての直通バス「恐竜バス」を31日から運行すると発表した。土日曜・祝日に1日2往復する。迫力ある恐竜のラッピングが施され、太古をイメージした車内では恐竜の拡張現実(AR)体験を楽しめる。乗客の気分を盛り上げる仕掛けが、恐竜ファンや子どもたちの人気を呼びそうだ。

 フクイラプトルやアロサウルスが、檻(おり)をこじ開けている姿が立体的に見えるよう描いた絵を中型バスにデザインした。車内では通路に恐竜の足跡、天井に翼竜が飛んでいる様子が描かれている。恐竜の映像が出現するAR体験のQRコードも車内で読み取れる。

 恐竜博物館を車で直接訪れる観光客が多い中、JR福井駅を発着地とすることで宿泊や飲食による経済波及を図る。新型コロナウイルス感染予防を考慮して当面は県民限定で運行し、2021年1月をめどに県外客受け入れを始める。

 定員15人。午前8時半と午後1時半に駅東口を出発する。観覧券付きの往復ツアーで大人3400円、子ども1700円。京福バスがインターネットで事前予約を受け付ける。

 バスのお披露目式が22日、福井県庁前で行われ、杉本達治知事は「駅だけでなく県内のいろんなところに恐竜博物館のゲートウェイ(入り口)を増やしたい。恐竜や福井の名が全国に広まってほしい」とあいさつした。

 また、えちぜん鉄道は11月22、23日、恐竜がリアルに動くショー「DINO-A-LIVE(ディノ・ア・ライブ)」が博物館で開催されるのに合わせ、「きょうりゅう電車」を運行する。車内に恐竜モニュメントを設け、乗客参加型の恐竜クイズなどが催される。

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 恐竜バスときょうりゅう電車の乗客には記念品として、おもちゃ付き菓子「ほねほねザウルス」の限定版などが贈られる。

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