福井県の今年の交通事故月別死者数(10月は15日現在)

 10月に入り福井県内での交通死亡事故が相次いでいる。死者数は10月15日現在6人で、今年の月別死者数ですでに最多に上っている。今年は出合い頭の事故の割合が高く、福井県警では横断歩行者妨害など交差点違反の指導取り締まりに力を入れている。

 県警交通企画課によると15日現在、今年の交通事故件数は1万4023件で、前年同期に比べ3千件以上減少。一方で、死者数は28人で前年同期より5人多い。

 交通事故の減少は特に新型コロナウイルスでの外出自粛の影響が大きかった4、5月が顕著で、それぞれ前年同月に比べ700件ほど少なく、死傷者も各70人ほど減った。減少幅は交通量が戻るにつれ小さくなり、9月は前年同月比で事故は164件減、死傷者は8人減までになった。

 死者、重傷者が出た今年の交通事故142件のうち、約6割が出合い頭で、発生は出退勤時間に集中している。第一当事者の約4割が高齢者で、死傷した歩行者は全員反射材を着けていなかった。

 県警交通企画課の藤田健司管理官は「日没時間の早まりで薄暮時の事故が増加傾向になる時期。反射材の着用や車ではハイビーム運転をお願いしたい」と呼び掛ける。

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