料理を運ぶ配膳ロボット=10月15日、福井県小浜市四谷町

 福井県小浜市四谷町のとんかつ和風料理店「やまと庵」は10月19日から、配膳ロボット1台を導入する。料理や食べ終えた食器の運搬を任せ、従業員の負担軽減と接客サービス向上に役立てる。15日に試運転を行った。

 配膳ロボットは高さ1・2メートル、重さ60キロ。お盆が3段あり、それぞれ10キロまで載せられる。赤外線センサーで位置を確認しながら、秒速30~40センチで移動。各テーブルや調理場に到着すると、音声で知らせる。

 従業員がロボットのタッチパネルで来店客のテーブルを指定して動かす。テーブルへの配膳はこれまで通り従業員が担当。従業員や客がロボット上部にあるタッチセンサーに手をかざしたり、触れたりするとロボットは調理場へ戻る。

 このほか同店オリジナルソング「鯖ンバSAMBA」を流しながら店内を巡回。新メニューの告知も行う。

 同店では調理、配膳、片付け、レジ打ちを3~4人で担当している。昼のピーク時の従業員負担を軽減し、その分、接客サービスの質を高めようと導入を決めた。「動いているロボットを見て(客に)楽しんでもらう」(同店)ほか、客との接触を減らす新型コロナウイルス感染防止対策としても活用する。価格は250万円。セルフオーダーシステム開発などの日本システムプロジェクト(本社東京)から購入した。

 同店を運営する「やまと」の小泉伊久治社長(52)は「ロボットを導入したというよりも、(一緒に客をもてなす)仲間が増えたという感じ」と話している。
 

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