明治時代に撮影された立石岬灯台「福井県敦賀郡名所古蹟写真帖(明治42年)」より

みなさん!突然ですが「11月1日」って何の日か知ってますか?
チッチッチッチッチッチッチッチッ・・・・・
はいっ終了ーーー!

答えは「犬の日」!いや「寿司の日」!いやいや、どれも正解なんですが、海保の連載なんですから空気読んでくださいよ!笑

実は、11月1日は「灯台記念日」なんです!
なぜ、11月1日かというと、「111」が海の沖合いから見た陸地に並んで立つ灯台のようだから。というのは全くのガセ。というか、私がそう勘違いしていました。
本当は、日本初の洋式灯台である「観音埼灯台(神奈川県横須賀市)」の建設工事が始まった明治元年(1868年)11月1日にちなんでいるそうで、今年で152周年になります。

灯台記念日を迎えるにあたって、今回は、敦賀海上保安部が管理している福井県内39基の灯台の中でも最も古く歴史のある「立石岬灯台」をご紹介しましょう。

立石岬灯台は、敦賀港の入り口「立石岬」に経つ石造りの灯台です。
明治14年7月20日に初点灯した日本海側で2番目にできた灯台で、しかも、それまでに生まれた他の灯台とは違って、日本人のみで計画、設計、建設までの全てを行った日本初の灯台なんだって!
灯台設置後、日本からヨーロッパまでの最短ルートとして敦賀港が活用されるなど、敦賀港は日本の重要な貿易港として国際的に発展していきました。

写真は、明治時代に撮影された立石岬灯台の様子。
中央に写る灯台の左側に建物が写っていますが、これは当時、灯台を管理していた「灯台守(とうだいもり)」と呼ばれる職員とその家族が暮らしていた「退息所」という、いわゆる宿舎。
ここで生活をしながら灯火を守り、船の航海の安全を支えてきたのだそうです。
標高117メートルの場所に経つ立石岬灯台は、ふもとの立石漁港から車も通れない険しい獣道を登って行かなければならない場所に建っていて、こんな所で生活していたなんて本当に頭が下がります。
文明の利器なしでは生活できない軟弱者の私には絶対ムリ!きっと人よりも動物に出合う方が多かったことでしょう・・・昔の人はすごいなぁ。

立石岬灯台の灯火は、時代とともに石油灯からガス灯、電灯へと変わり、また、点灯と消灯が自動化されたことにより、昭和36年に無人化となり、退息所もなくなりました。
今では、私たち海上保安官が定期的に巡回しています。

立石岬灯台、みなさんも是非行ってみては?
当時の暮らしの痕跡などもあり、140年の歴史とロマンを肌で感じることができるはず!
特に11月1日は、「寿司」を食ってから「犬」と一緒に「灯台」に行けばコンプリート!話題になること間違いなしでしょうw
ただし、灯台までの道中は草ボーボーの獣道、ふもとから20、30分くらいかかるので、服装などには要注意です。

10月30日から11月1日の3日間、敦賀駅交流施設オルパークにて、海保主催で敦賀港の歴史にまつわる企画展を開催します。昔の海図や古い灯台などのパネル展示をしますので、是非!!!うみまるも行きます。(敦賀海上保安部・うみまる)

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