2020年12月中旬の完成を目指している福井県の勝山ニューホテルの恐竜ルームのイメージ

 福井県勝山市は、勝山ニューホテル(片瀬町2丁目)の客室4部屋について、恐竜をイメージした「恐竜ルーム」に改装する。観光の産業化施策の一環で、同市内にある県立恐竜博物館を生かしてファミリー層の宿泊を増やし、市内での観光消費拡大につなげるのが狙い。関係者は「恐竜の世界へ冒険に出掛けるような感覚を味わえるようにしたい」とし、2020年12月中旬の完成を目指す。

 ホテルの建物は市が所有し、運営は指定管理者の東急リゾーツ&ステイ(7月に東急リゾートサービスから名称変更)が担っている。市が県の補助を活用し、約800万円をかけて4階にある4部屋を改装する。
 
  市や同社によると、部屋の広さはいずれも26平方メートルのツインルーム。現在は一般的な洋室だが、改装後には密林などの大自然を思わせるような壁紙にするほか、恐竜の足などをモチーフとしたオブジェを備えていく計画。親子連れが一部屋で泊まれるように定員は4人とし、ロフトをイメージしたベッドにするなどの工夫を凝らす。
 
  市商工観光・ふるさと創生課は「家族連れ向けに付加価値を高めたい」と強調。同ホテルの桝家慎一支配人は「ファミリー向けではあるけれど、大人もワクワク、ドキドキするような部屋になれば」と話す。
 
 また改装を契機とし、サービスも充実させる方針。桝家支配人は「食事やお土産なども含めた“恐竜尽くしプラン”などを検討していきたい」と意気込んでいる。