鯖江市長選挙で初当選を果たし万歳する佐々木勝久氏(中央)=10月4日午後10時50分ごろ、福井県鯖江市北野町2丁目の選挙事務所

 1955年以来65年ぶりの三つどもえの戦いとなった、福井県の鯖江市長選挙は10月4日投開票され、無所属新人で前市議会議員の佐々木勝久氏(52)=熊田町=が1万4348票を獲得し、初当選した。無所属新人で前県議会議員の田村康夫氏(60)=桜町3丁目=は2150票差の1万2198票だった。無所属新人で会社役員の山岸充氏(30)=深江町=は7712票だった。投票率は61・63%。過去最低だった2008年の41・42%を20・21ポイント上回った。⇒鯖江市長選挙の開票結果はこちら

 佐々木氏は当選確定後の午後10時50分ごろ、北野町2丁目の選挙事務所で支援者らと万歳した。「産業、福祉、財政の三つをしっかり取り組み、教育環境やインフラも整備していきたい」と決意を示した。

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 佐々木氏は、市議として活動した4期13年の実績をアピール。地元選出の県議やかつての同僚市議らとのネットワークを生かし、地道に活動を展開した。地元吉川地区を中心に幅広い年代層から支持を得た。

 田村氏は、5期17年務めた県議時代の経験を訴え、地元鯖江地区や建設業界を中心に支持を集めた。杉本達治知事や市外の県議が出陣式に駆け付けるなど応援したが及ばなかった。

 山岸氏は、若者たちでつくるサポートチームと草の根運動を繰り広げ、無党派層の取り込みを図ったが、知名度不足が響いた。

 鯖江市長選挙は、現職の牧野百男氏(78)=石田上町=が今期限りでの引退を表明し、08年以来12年ぶりの選挙戦となった。