10~12月(過去5年間)の交通死亡事故

 交通死亡事故が例年多発する傾向にある10~12月の被害防止に向け、福井県と福井県警は10月1日から、街頭啓発などの集中運動を始めた。特に薄暮時の発生や高齢者が犠牲になる割合が高いことから、反射材の着用やハイビームでの運転を重点的に訴えていく。

 運動は、2018年の交通事故死者41人のうち半数超の21人が10~12月の3カ月に集中したことを受け、19年に初めて実施。同年の期間中は、運動による意識付けなどから死者は8人(年間31人)と大幅に減少。一方、期間中の犠牲者のうち6人は薄暮時など夜間帯の事故だった。

 過去5年間(15~19年)の10~12月の死者は計77人で午後5、6時台の発生が多い。犠牲者のうち65歳以上の高齢者は51人で、約7割を占めている。

 今年の運動では街頭啓発のほか、悪質違反の指導取り締まりや事故多発路線でのパトロールを強化。▽明るい服装や反射材の着用▽乗用車の早めのライト点灯、ハイビーム運転▽シートベルトの全席着用-を重点項目として呼び掛ける。

 県県民安全課の中村英輔主任は「家族で交通安全について考え、自分の命だけでなく他人の命も守る行動をお願いしたい」と話している。

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