福島県大熊町の帰還困難区域の田んぼで稲刈りをする町農業委員会のメンバー=1日午後

 東京電力福島第1原発が立地する福島県大熊町で1日、町農業委員会のメンバーらが、帰還困難区域内の試験栽培の田んぼで稲刈りをした。将来の営農再開へ向けた、放射性物質濃度のデータ収集が目的。県によると、原則立ち入り禁止の同区域では初めてのコメの収穫。

 田んぼは原発から約5キロ南西にある約900平方メートル。2年後の避難指示解除を目指す「特定復興再生拠点区域」にあり除染も終了。1日午後、同委員会のメンバーらが手作業で放射性セシウムの検査に必要な150株を刈り取った。残りは廃棄する。

 同委員会の根本友子会長は「数年かけてデータをとり営農再開へつなげたい」と話した。

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