煙のように舞い上がるスギの花粉

 気象予報会社ウェザーニューズ(千葉市)は9月30日、2021年の花粉飛散予想を発表した。飛散量が少なかった20年と比べると、21年は東北から九州のほぼ全域で飛散量が増えると予想。全国平均で前年比の2倍近い飛散量が見込まれ、前年の3倍近くとなる地域もあり「万全の対策が欠かせない」としている。

 21年の花粉飛散量自体は、地域のばらつきはあるが、おおむね平年より少ないと予想。全国平均では平年の80%程度とみている。ただ、20年に比べると増えるとしている。北海道のシラカバ花粉は20年は飛散量が多かったため、21年春の飛散は少なくなると予想している。

各エリアごとの飛散予想と都道府県別の花粉飛散量の20年比、過去10年(2011~20年)の平均と比較した平年比は以下の通り。

    20年比 平年比
全国  117%   80%

▽北海道:シラカバ花粉は「裏年」となり、20年比、平年比とも減る予想。
    20年比 平年比
北海道 50%   69%


▽東北北部:飛散量が前年より増加する岩手県や秋田県では早めに対策を。
    20年比 平年比
青森  92%   79%
岩手  113%  83%
秋田  120%  86%

▽東北南部:飛散量が少なかった20年に比べて症状がつらくなる可能性がある。
      20年比 平年比
宮城   156%  73%
山形   161%  68%
福島   205%   60%

▽関東:飛散量が少なかった20年に比べて症状がつらくなる可能性がある。
    20年比 平年比
茨城  163%   63%
栃木  199%   57%
群馬  189%   65%
埼玉  163%   65%
千葉  154%   72%
東京  154%   66%
神奈川 145%   67%

▽北陸・長野:20年に比べて症状がつらくなる可能性がある。
    20年比 平年比
新潟  191%   72%
富山  209%   75%
石川  245%   81%
福井  214%   73%
長野  274%   70%

▽東海・山梨:20年に比べて症状がつらくなる可能性がある。
     20年比 平年比
山梨   252%   67%
静岡   183%   84%
愛知   262%   82%
岐阜   281%   96%
三重   184%   95%

▽近畿:20年に比べて症状がつらくなる可能性がある。
    20年比 平年比
滋賀  226%   81%
京都  175%   91%
大阪  188%   89%
兵庫  181%   96%
奈良  197%   73%
和歌山 132%   93%

▽山陽:20年に比べて症状がつらくなる可能性がある。
    20年比 平年比
岡山  217%   92%
広島  241%   88%
山口  152%   85%

▽山陰:20年に比べて症状がつらくなる可能性がある。
    20年比 平年比
鳥取  155%   75%
島根  140%   79%

▽四国:20年に比べて症状がつらくなる可能性がある。
    20年比 平年比
徳島  202%   85%
香川  194%   91%
愛媛  179%   96%
高知  182%   93%

▽九州北部:20年に比べて症状がつらくなる可能性がある。
    20年比 平年比
福岡  169%   86%
佐賀  149%   80%
長崎  214%   99%
大分  266%   104%
熊本  202%   109%

▽九州南部:20年に比べて症状がつらくなる可能性がある。
    20年比 平年比
宮崎  199%   118%
鹿児島 162%   119%

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