北陸新幹線

 国土交通省は9月25日に発表した2021年度予算の概算要求で、北陸新幹線金沢(石川県金沢市)―敦賀(福井県敦賀市)間など整備新幹線3線の総事業費(地方負担を含む)として4860億円を盛り込んだ。金沢―敦賀間の土木工事などがピークを迎えていることから、20年度当初を430億円上回り、過去最高となった。

 金沢―敦賀間では高架部や駅舎の建設、トンネルの整備を引き続き進める。国交省鉄道局の担当者は「年末の予算編成で3線の内訳を示す。金沢―敦賀間の事業費が最も大きくなる」と話している。

 総事業費のうち国費は、20年度当初の804億円から上乗せを求めた。上乗せ分は要求額を示さない「事項要求」とし、人件費や資材費が高騰した金沢―敦賀間、九州新幹線・長崎ルートの武雄温泉(佐賀県)-長崎間の建設に充てる。

 12億6千万円を計上した敦賀以西の調査費は、建設に先立つ環境アセスメントや地質調査を行う。今後も新たな路線が乗り入れる可能性のある新大阪駅の結節機能強化に向け、北陸新幹線のホームの位置や構造などを調査する費用も含まれている。

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