女子高生の遺体が見つかった住宅を調べる捜査員=9月10日午後3時15分ごろ、福井県福井市

 福井県福井市の住宅で高校2年の女子生徒(16)を刺し殺したとして殺人容疑で逮捕、送検された同居の祖父(86)について、福井地検は9月24日、刑事責任能力の有無や程度を調べるため、鑑定留置を福井簡裁に請求し認められたと明らかにした。期間は11月20日まで。

 福井県警によると、祖父が9月9日深夜、市内で別居している女子生徒の父親に電話で「けんかをしていたら動かなくなった」と伝えた。父親が2階建て住宅の1階で倒れている女子生徒を発見、10日午前0時10分ごろに110番した。福井南署などが同日深夜に祖父を逮捕した。事件当時、酒を飲んでいたという。

 捜査関係者によると、祖父は容疑を認める趣旨の供述をする一方、高齢なこともあり当時の状況などに関してはあいまいな部分も多いという。

 女子生徒は首など上半身数カ所を鋭利な刃物で刺されており、死因は出血性ショック。部屋着姿で、抵抗した際にできる傷などはなかった。遺体があった台所や近くの寝室に血痕があった。凶器とみられる包丁が台所に落ちていた。

 近くの住民らによると、女子生徒と祖父は7月ごろから2人で暮らすようになった。

関連記事