歩道に広場として使えるスペースが生まれた気比神宮前交差点=福井県敦賀市神楽町1丁目から撮影

 福井県敦賀市中心部の国道8号で、4車線を2車線化する国の工事がおおむね完了、市による歩道の美装化工事もほぼ終わった。気比神宮前交差点付近など3カ所ににぎわい創出を目指した広場もできあがり、11月には試験的にイベントを行う予定だ。10月3日に完成式典や気比神宮付近で通り初めを行う。

 2車線化工事は、敦賀バイパスの供用で国道8号の交通量が減少するのに伴い、2005年度に国交省が歩行空間の検討と合わせて発表した。地元住民との合意に時間が掛かり、昨年度ようやく事業化した。

 工事は元町交差点から白銀交差点までの約900メートル区間。荷さばき場と歩道を合わせた幅が従来より2メートルほど広がり、約6・8メートルとなった。荷さばき場の駐車スペースは2台分増の計171台で、新たに車道脇に自転車が通行できるスペースを設けた。

 当初、9月上旬に工事を終える見通しだったが、「排水処理工事や道路の勾配調整など、仕上げに想定よりも時間が掛かった」(国土交通省福井河川国道事務所)ことから、供用を約1カ月先送りにした。

 美装化工事で、市はイベントやオープンカフェでの使用を想定した広場を気比神宮前と本町、白銀の各交差点付近に設けた。白銀以外の二つの広場では上下水道も利用できるようにしたほか、10月末までに電源を設置する。街路樹の植栽も今後行う予定だ。

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 本町の広場を使って試験的イベントを11月上旬に行う予定。ケータリングカーなどが出店する計画という。市都市政策課は「大小問わずさまざまなイベントで広場を使ってほしい。中心市街地一帯に、にぎわいを波及できる空間になれば」と期待を込めている。本年度は使用料を徴収しないが、敦賀署に提出する道路使用許可申請に手数料2300円が必要となる。事業費は国交省が約5億円、市は約2億4千万円。

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