コロナ禍で例年より前倒しとなっている七五三。訪れた家族連れは薄着にマスク姿だ=9月20日、福井県福井市大手3丁目の佐佳枝廼社

 心地よい秋風が吹き始めた境内に、千歳飴を手にした男児と家族の笑顔が輝いた。七五三参りは例年10~11月だが、佐佳枝廼社(福井県福井市大手3丁目)では“密”を防ぐため、一足早く9月1日から七五三の参拝を受け入れている。

 20日に訪れたのは、岐阜県多治見市の4歳の男児の家族。福井県あわら市出身の母親(45)が4連休の帰省に合わせて参拝を申し込んだ。「11月だと新型コロナウイルスが再流行しているかもしれないし、感染が落ち着いている今なら良いかな、と」

 コロナ終息を願う5万羽の折り鶴が覆う拝殿で、祖父母らと4人で祈祷を受けた。家族はフェースガード着用の宮司から受け取った玉ぐしをささげ、男児の健やかな成長を祈った。

 同神社は感染予防のため、1回の祈祷の参列者を通常の半分以下の9組に制限。七五三参りは12月20日まで受け付け、分散して参拝に訪れるよう呼び掛けている。