Q 菅新総裁に期待しますか

Q 新総裁にすすめてほしい政策は何ですか

新総裁に対する意見

 自民党の新総裁に菅義偉官房長官が選出されたことを受け、福井新聞は9月14日、調査報道「ふくい特報班」(通称・ふく特)の通信員を対象に緊急アンケートを実施した。新総裁へ期待と懸念が交錯する中、新リーダーに求めるものは「オープンで透明性のある政策遂行」が最多、「安倍1強」政権の「継承」に警戒感も見て取れる結果となった。 ⇒「ふくい特報班」特設ページはこちら

 アンケートは無作為抽出の世論調査ではなく、多様な意見を聞く目的で行った。▽菅新総裁に期待するか▽新たなリーダーに求めるもの▽進めてほしい政策-など5項目を、インターネットで質問。453人から回答があった。

 菅新総裁に期待するか質問したところ「大いに期待する」「まあまあ期待する」が合わせて53%。「期待しない」「あまり期待しない」は合計44%だった。

 安倍政権では森友学園を巡る公文書改ざんや、桜を見る会の私物化疑惑で揺れた。アンケートで新リーダーに求めるものを一つ選んでもらったところ「オープンで透明性のある政策遂行」が31%と、3分の1近くが選択。「国民とのコミュニケーション」も3番目に多い11%を占め、国民が納得できる政権運営を望む姿が浮かんだ。「派閥政治の脱却」も4番目に多い10%だった。2番目は「素早い決断力」で27%。

 自由記述でも透明性を求める声は多く、菅氏に期待する人からも「偽りのない公明正大な政治を望む」(おおい町・70代男性)、「菅“首相”、政治に透明性を」(福井市・30代男性)。女性からも「官邸主導と政治の独裁は違う。世論に耳を傾けて」(福井市・50代女性)との声が上がった。

 派閥政治への懸念も多い。菅氏は党内派閥に所属していない異例の「無派閥総裁」ながら、主要派閥の多くから支援を受けての選出となった。敦賀市の60代男性は「昭和時代の古い自民党の総裁選びに思えてならない。各派閥の長の操り人形にならぬように」とつづった。

 「若者の声に耳を傾けてほしい」と訴える福井市の20代男性は「同世代の多くが将来に希望を持てていない。まずは長期的なビジョンを示してほしい」と少子化対策や地方活性化への取り組みを求めた。

 新総裁に進めてほしい政策では、新型コロナウイルスや年金・医療・介護、景気・雇用への対策などが10%超で身近なテーマが多数。憲法改正や、東京五輪・パラリンピック実現はともに2%とわずかだった。

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