この夏不開設となった福井県の気比の松原海水浴場(2020年7月23日撮影)

この夏は暑かったですねー!
と、毎年言っているような気がしますが、ほんとうに暑かった!
本来であれば、海でのレジャーを心置きなく楽しむことができる季節でしたが、新聞、テレビ、ネット、街中でも「コロナ」の文字を見ない日はないというほど、新型コロナウィルス感染拡大への警戒が強められており、海でのレジャーなども自粛ムードの夏ではありました。

多くの海水浴場を有する福井県内では、例年、遊泳中の事故者数は十数名にも及び、残念なことに、死者、行方不明者を伴う事故も毎年数件発生しております。
以前もこの敦賀海保日誌でお話ししましたが、今年の福井県内の海水浴場は、全体の約8割が開設しない状況となり、監視体制や救助体制が不十分となるという実情や、例年、開設している海水浴場以外の海岸などでの事故発生率が高いというデータから、遊泳者の事故の多発を危惧し、警戒をかなり強めていました。

その様な状況の中、この夏2020年7、8月の福井県内における事故発生状況をまとめたところ、遊泳中の事故者数は3人(いずれの方も命に別状なし)に抑えることができました!
昨年比では、なんと36人も減少(死者・行方不明者5人減)しており、死者・行方不明者が無かったのは、現行のシステムによって海難事故の統計を開始した平成13年以降の20年間で初めてのこと!
一見して、コロナ禍で遊泳者自体が少なかったのでは?と思われそうですが、第八管区海上保安本部(福井県から島根県までの日本海沿岸を管轄)の発表では福井県を除く地域では遊泳者の事故者数は昨年と比べて増加しており、唯一福井県内だけが減少に転じる結果となったのでした。

この結果は、もちろんワタクシうみまるのおかg・・・っっ!!・・・

福井県内に海水浴に来られた方一人ひとりの安全に対する心掛け、また、自治体や地域関係者、警察、消防、さらには、敦賀海上保安部、小浜・福井海上保安署が一丸となって、不開設海水浴場での遊泳自粛の呼び掛けをはじめとする、様々な安全対策を講じた賜物であると考えております。

しかしながら、海での事故は少なからず発生しています。
私たち海保は、目標として「海の事故0」を掲げており、これからも目標達成に向け、皆様と一緒に海の安全を守っていければと思います。(敦賀海上保安部・うみまる)
 

関連記事