女子高生の遺体が見つかった住宅を調べる捜査員=9月10日午後3時15分ごろ、福井県福井市

 福井県福井市の住宅で高校2年生の女子生徒(16)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された同居の祖父(86)が、県警の調べに対して「孫の口ぶりに腹が立った」という趣旨の供述をしていることが9月14日、捜査関係者への取材で分かった。凶器は自宅の包丁とみられ、県警は詳しい状況や動機をさらに調べる。

 捜査関係者によると、女子生徒は2階建て住宅1階の台所で倒れており、大量の血痕があった。凶器とみられる包丁も落ちていた。女子生徒の寝室などにも血痕があることから、女子生徒が就寝中などに襲われた後、近くの台所まで逃げた可能性があるとみて調べている。

 祖父は当時酒を飲んでいたことが分かっており、「カッとなった」などと容疑を認める趣旨の供述をしている。また、女子生徒の首に刺し傷があったことも判明。県警は強い殺意があった可能性も視野に調べる。女子生徒は部屋着姿で、首など上半身の数カ所の刺し傷のほかに抵抗した跡などはなかった。

 近くの住民らによると、女子生徒と祖父は、7月ごろから2人で暮らすようになったという。

 県警によると、祖父が9日深夜、市内で別居している女子生徒の父親に電話で「けんかをしていたら動かなくなった」と伝えた。駆け付けた父親が女子生徒を発見、10日午前0時10分ごろに110番した。福井南署などは同日深夜に祖父を逮捕した。

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