イラスト・小林孝文

 伝染性軟属腫はポックスウイルスによる皮膚の感染症で、一般的には「水いぼ」と呼ばれています。体や手足に丸くて光沢のある1~5ミリ程度のブツブツができます。ブツブツの中央に陥凹(かんおう)(へこみやくぼみなど)がみられることもあります。水いぼをつぶすとでてくる白い物質にウイルスが含まれていて、これが肌について感染します。幼児・小児によくみられ、数個から時には十数個以上のブツブツができます。

■「待つ」か「取る」で治す

 (1)待つ:多くの場合は数カ月から数年(平均1年ほど)で自然に治ります。
 (2)取る:一個一個つまんで取ります。痛み止めテープを使って痛みを和らげてから取る病院もあります。しかし、子どもに痛みや恐怖を与えてしまうこともあります。また、取り除いた場合に痕(あと)が残るおそれもあります。

 治療については医師によっても意見が分かれていますので、かかりつけ医に相談してみましょう。水いぼを掻(か)きむしった後に菌が入って化膿(かのう)することがありますので、ジュクジュクするようなら早めに診てもらいましょう。

■園、学校 休む必要ない

 園や学校を休む必要はありません。プールの水を介してうつることはありませんが、ブツブツのある肌が触れ合うとうつることがあります。また、浮輪やタオルを介してうつることがあるので共有しないようにしましょう。(森夕起子/福井県小児科医会)