たわわになった実が艶やかに防蛾灯の光に照らしだされるナシ園=9月3日夜、福井県坂井市三国町

 福井県あわら市、坂井市にまたがる坂井北部丘陵地で、特産のナシが収穫期を迎えている。ナシ園では夜になると、蛾から果実を守る「防蛾灯」の光が一帯を幻想的に包み込んでいる。

 防蛾灯は、蛾の嫌いな光で、果実の汁を吸う蛾を寄せ付けにくくする。坂井市三国町の男性(54)の76アールのナシ園では、7月20日ごろから約60個を設置。9月3日夜も、艶やかに育ったナシが暖色の光に浮かび上がった。

 JA福井県によると、同丘陵地では約110軒の農家がおよそ55ヘクタールの畑でナシを栽培している。今年は日照不足などによりやや小玉だが、甘味は十分という。「幸水」は9月上旬まで、「豊水」は9月上旬から下旬にかけて収穫される。

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